フリーランスの研究者として生きる

フリーランスの研究者をしています。大学、研究機関、企業、派遣の研究者以外にもフリーランスの研究者として働くことができます。自分のような人達が一人でも増えればと思っています。

フルスタック研究者

どうも、ドクターフリーランスOです。

今回ですけども、「フルスタック研究者」について書こうと思います。

 

IT業界で目にするフルスタックエンジニアからインスピレーションを受けて創られた造語ですが、ある分野での研究スキルをマルチに実施できる研究者のことです。

 

世の中で広く使われているメソッドをインターネットから素早く学習できる現在においては、一つの手法にこだわって研究を行っていてはフリーランス研究者として活躍していくことは難しいと感じております。もちろん、強みになる研究スキルは必要だと思いますが、分業制で研究できる組織内の研究者と違ってフリーランスとして駆け出しの時は、研究成果をアウトプットするところまである程度は一人でできる必要があると思います。

 

私は、テレビとYouTube業界の比較から簡単に理解ができると考えております。駆け出しのYouTuberは動画の企画、撮影、編集、公開まで全て自分の手で行なう必要があると思います。一方で、テレビの世界は脚本家、カメラマン、演者、編集者など分業で一つの映像を作っています。YouTuberはフリーランス、テレビの演者は構成員と捉えられると思います。この場合と同じように、フリーランス研究者も研究の計画から成果発表まで一人で行なって実績を積み上げてく必要があります。

 

YouTuberの例をとると、大物になるとカメラマン、動画編集者を雇ったり、外注したりして分業制になるそうですが、ほとんどの人は最初は自分で全て行なっていたそうです。この話で言えば、YouTuberはフルスタックということでしょう。

 

フリーランスで活躍するには、これだけやっていれば良いということはなく。自分の裁量でできる反面、組織内では誰かが行なってくれていたことを自分で行なう必要があります。

 

フリーランスで実績を積み上げていくと、信用が得られるのでどこかの組織に非常勤で属したり、研究グループの一員となったり、自分が組織を立ち上げたりしたりと自分の裁量権を確保しながら研究を進める立場になることができます。

 

何を持ってフルスタック研究者と呼ぶのかの定義はありませんが、研究をある程度0から100まで自分の手で遂行できればこの話ではフルスタック研究者と言って良いと思います。

 

フリーランスのエンジニアを支援するサービスは多くありますが、フリーランスの研究者を支援するサービスはあまりありません。しかしながら、個人的には閉鎖的な研究よりもオープンな研究の方が良い研究ができると思っているのでフリーランス研究者がもっと増えてフリーランス研究者の需要供給をエンジニアのようにマッチングする場ができたらと思っております。

 

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