フリーランスの研究者として生きる

フリーランスの研究者をしています。大学、研究機関、企業、派遣の研究者以外にもフリーランスの研究者として働くことができます。自分のような人達が一人でも増えればと思っています。

業務委託

どうも、今回ですけども、「業務委託」について書こうと思います。

 

フリーランス個人事業主として活躍していく場合に多く出会うのが、「業務委託」です。正社員やアルバイトと異なるのは、クライアントからすると「外注」に相当するということです。

 

「外注」ということは、即戦力である必要があります。例えば、パンをホームベーカリーで自作するのではなく、パン屋でパンを買う場合は外注に相当しますし、注文を受けてからパンの作り方を習得するような場合は即戦力とならないので、業務委託契約を締結することはできないでしょう。

 

パンであれば現物を目の前にして買うので、パン屋のスキルはある程度測り知ることができますが、多くの業務は信用で成り立っています。ITスキルは実績を見せたり、資格を示したりしたりでアピールしますが、研究者のスキルはどのようにアピールすれば受注できるのでしょうか。

 

出身大学、出身研究室、論文、学会発表などをアピールするのも良いかもしれませんが、フリーランスの研究者を求めている方は本当はそこは重要視していないと思います。とにかく成果を出してくれれば、中卒であろうと博士卒であろうと、大企業出身であろうと中小企業出身であろうと関係はありません。

 

しかしながら、人を見極める時の評価軸が無い仕事が大半ですから、学歴や経歴が一つの指標になっています。私個人としては成果を上げるのは当然であると思うので、どんな仕事でも請け負った以上は責任を果たす。成果がでない場合は無報酬となる。達成できないような仕事は請け負わなければいいだけです。注意しなければならないことは、何をもって契約が履行されたとするかです。世間ではこの部分で揉め事が絶えないのが不思議でなりません。揉めている暇があればもっと別のことに時間を使った方が良いと思うのですが、世間は理不尽で厳しいのは変わらないのかもしれませんね。

 

話がそれましたが、自分ができることから始め、成果を出し続ければクライアントから報酬だけでなく信用を得ることができます。この信用こそがフリーランス研究者として活躍していく時に重要なことです。どんなに有名で由緒ある経歴を持っているパン屋よりも、口コミで広がったパン屋さんに集客するように、フリーランス研究者もそうだと思うのです。

 

論文を書くだけが研究者ではないと思います。確かな知識、確かな条件設定、確かな評価手法を駆使して事業を成功に導くことも研究者として活躍できるチャンスだと思います。一つのことに没頭して得られた研究ノウハウを活かせるフィールドはたくさんあります。

 

「業務委託」とは即戦力であること求められる。そのため、できる仕事だけを請け負えばよい。スキルアップと平行して、クライアントなど関係者の信用を得ていけば次の仕事に繋がるはずです。

 

最後までお読みいただきありがとうございます。Twitterをやっているのでよければフォローお願い致します。次回は「研究のマネタイズ」について書こうと思います。

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